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今回は、イータイピング(e-typing)のスコアの詳細な見方やレベルについて解説します。
イータイピング(e-typing)は、タイピング練習の結果が詳細に表示されます。
タイピング結果の意味を理解し、結果の記録を詳細に分析することによって、新たな発見の助けになることが多々あります。
タイピング技能の成長が停滞しているときこそタイピング結果を詳細に見直し、新たな改善点を模索しましょう!
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イータイピング結果の見方
イータイピング(e-typing)の練習をしていて、一般的に「スコア」部分は必ず確認すると思いますが、他の部分(値)についてちゃんと理解していますか?
見逃しがちですが、タイピング結果は情報の宝庫です。値の意味をちゃんと理解して、次回以降の練習に活かしましょう!
- スコア:イータイピング(e-typing)におけるタイピングの技能を表す数字です。このスコアが高いほど、速く・正確なタイピング技能を持っていることを示します。
- レベル:スコアに基づいて決まるタイピングの技能レベルです。以下の表のとおり、スコアのよってレベルの呼び方が決まっています。
右図の「E⁻」~「Good!」は、イータイピングのヘルプページに記載されています。
左図の「fast」~「Godhand」は、公式サイトでは「????」となっており、上級初心者調べとなっています。
余談ですが、RTC2024の予選突破ラインはGodhand(750~)となっています。
- 入力時間:問題の入力にかかった時間です。練習問題の文章量によって変動するので、それほど参考にする値ではないです。
- 入力文字数:問題で入力した文字の総数です。練習問題の文章量によって変動するので、それほど参考にする値ではないです。
- ミス入力数:問題で誤入力した文字の総数です。高スコアを目指す場合、ミスを0~3程度に抑える必要があります。個人的には、タイピング結果の値の中で一番重要かつ意識すべきだと思います。
- WPM:1分あたりに入力した文字の数です。単純にタイピングのスピードが速ければ、ミスが多かったとしても高いスコアが出ることもあるのでそれほど参考にする値ではないです。
- 正確率:どれくらいの正確さで文字を入力したかを表す数値です。ミス入力数が少なければ当然正確率が高まります。ミス入力数と同様に個人的には、タイピング結果の値の中で一番重要かつ意識すべきだと思います。
- 苦手キー:イータイピング(e-typing)の中の人から「苦手」と判断されているキーです。練習での誤入力を基に判定されているようです。私はこの苦手キーを、どの指が調子が悪い指なのかを判断するために使っています。例えば、「A」・「Z」が苦手キーとして表示された場合、左小指の調子が悪いという客観的な判断に使用できますので、かなり重宝しています。また、同じ指が調子の悪い状態が何日も続いた場合は、その指を重点的かつ意識的に練習するようにします。
タイピング結果を分析することによって今後の練習に大いに生かせます。スコアが伸び悩んでいる方は一度自分のタイピング結果を詳細に分析してみてはいかがでしょうか?新たな発見が見つかるかもしれません。
レベルについて
イータイピングのヘルプでも記載されていますが、A⁺(209~)で「一般的なオフィスワークでは困ることのないレベル」です。
私の意見としては、常にどんな環境でもスコア200~250を維持するためには最低でもスコア300を出せるようになる必要があると思います。
それ以上のスコアは完全にオーバースペックなので、必要以上にスコアやレベルにこだわる必要はないと思います。
実用的なタイピングレベルと狂人的なタイピングレベルを混同しないようにしましょう!
実用的なタイピングレベルを最低限満たしていれば、タイピング技能を現状維持するための練習だけでも全然良いと思います。
以上の忠告を無視して、イータイピング(e-typing)スコア400を目指す方は次の記事を参考にしてください。
イータイピング(e-typing)の拡張機能(e-typing plus)について
e-typing plusは、Chromeから拡張機能とテーマをインストールします。タイピング結果画面が拡張されて、より詳細な記録を確認できるようになります。注意点ですが、e-typing の非公式 Chrome 拡張です。
拡張機能を導入することによって、「Latency」・「RKPM」が表示され、「苦手キー」が非表示となります。
- Latency:1文字目の打鍵時間 (Latency) の平均値です。簡単に言うと、1文字目を打つまでの時間(初速)を表しています。1文字目を打つのが速い方が高スコアに繋がりやすいので非常に重要ですが、「初速=瞬発力の高さ」と言い換えることもできるので、訓練によってLatency(初速)を格段に高めることは難しいかと思います。一般的に若い人の方が瞬発力に秀でているので、Latency(初速)も高く出やすいかと思います。
- RKPM:1 文字目を除いた速さ (RKPM) の平均値です。簡単に言うと、Latency(初速)を含まない実際の打鍵速度のみを表しています。Latency(初速)が遅くても、RKPMが高く出る場合もあるので、それほど参考にする値ではないです。
また、タイピング結果の「↗」をクリックすると以下のとおり「結果画面の全画面表示」が可能で、ワードごとの 「Latency」・「KPM」・「RKPM」・「ミス数」が表示されます。
一方で、レイアウトの都合上、「苦手キー」が消えてしまうようです。また、非公式のため、将来的に e-typing の仕様変更などにより動作しなくなる可能性があるようですので、お気を付けください。
まとめ
・イータイピング(e-typing)のタイピング結果は、タイピング上達のための情報の宝庫です。それぞれの値の意味を理解して練習の改善に利用しよう!
・レベルは、「A⁻」~「A⁺」が取れれば実務上全く問題はないです。タイピングレベルを上げるためだけにタイピング沼にはまらないように気を付けましょう。
・イータイピング(e-typing)の拡張機能である「e-typing plus」は、新たな指標やワードごとの指標を得られるのでさらに練習が捗ります!